ドローン空撮カメラの基礎 平石 信一
【JDAメールマガジン第006号 2020年7月14日掲載】
こんにちは、福岡支部YuuKuuです。
もうすぐ梅雨があける時期ですね!(メルマガが届く頃にはすでにあけてるかもしれませんが。)
空撮に限らずドローンを飛ばす時や地上の撮影でも大きく影響を受けるのはやっぱり天候・気象です。
今回は気象についてお話します。
今この原稿を書いてる時、九州は梅雨末期の大雨になっています。
50年に1度とか言いながら何だか毎年そのフレーズを聞いていますね。線状降水帯と言う言葉もたびたび耳にします。
梅雨の時期、梅雨前線は日本を南北に移動していることは皆さんご存知だと思います。前線の南側の高気圧が優勢になり前線を北に押し上げれば梅雨明けとなります。
南側の温かい高気圧と北側の冷たい高気圧の勢力が拮抗し、前線上の同じ場所で双方の風がぶつかり合いそこにどんどん雨雲が発生し災害級の豪雨が降り続きます。
撮影のスケジュールが決まっていれば、皆さん天気予報はチェックするでしょう。最近は気象庁のHPで風の予報も見る事ができます。
梅雨前線の位置、気圧配置、風の動き、それと西の方に怪しげな雲の帯があれば要注意です。
この時期ならではでありますが、撮影当日まで上記の4点は観察しておくことをお勧めします。
梅雨が明けて夏本番となると、今度は急な夕立やゲリラ豪雨が撮影の安全を妨げる要因になります。急に風が冷たくなったり、雨の匂いがしたら要注意です。
皆さんもスマートフォンにいろんなアプリを入れているでしょうが、私は無料アプリ「Go雨 ! 探知機 XバンドMPレーダー」を入れています。これは日本気象協会が提供しているアプリです。
Xバンドレーダーはゲリラ雷雨のために開発されたレーダーで、結構精度も高く便利です。私も何度かこのアプリのお陰で機材を濡らさずに済んでいます。
撮影は楽しいのですが、まずは自身の安全を保っての事です。いろんな情報、アプリを活用して安全に楽しく撮影やフライトを楽しんでください。
※「Go雨 ! 探知機 XバンドMPレーダー」が気になる方は、下記のURLから調べてください。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.or.jwa.gouutanchiki.android&hl=ja