ドローン法務・運用マスター 佐々木 慎太郎

【JDAメールマガジン第014号 2020年9月15日掲載】

「申請マニア」の行政書士、佐々木慎太郎です。

ドローンとは切っても切り離すことができない航空法についてご紹介していきます!

初回でも少し触れましたが、平成27年12月10日に施行された改正航空法で、ドローンを飛行させる際、一定の場所や飛行方法によっては国土交通大臣の許可・承認が必要になりました。航空法上「無人航空機」という言葉が出たのもこのときです。

厳密にいうと許可と承認はちょっと違うのですが、実務上はほぼ許可と思っていただいて問題ありません。

現在ドローンを活用して事業を営んでいる方のほとんどがこの許可・承認を取得しています。

コンプライアンスの観点から、最低限この許可・承認を取得していないと怪しい業務の依頼は来ることがあるかもしれませんが、まともな業務はできません。

航空法自体は昭和27年に施行され、これまでに何回も改正されてきましたが、ドローン(無人航空機)の許可・承認制についての改正があったのはつい最近です。

平成26~27年にかけて、当時ドローンが急速に普及していて、今後様々な分野で活用されることが期待される一方で、落下事案が発生するなど、安全面における懸念が高まりつつありました。そのため、国際的な状況も踏まえ、まずは緊急的な措置として、基本的な飛行のルールを定めることが必要という結論になり、許可・承認制になったという背景があります。

当時の落下事案等は「浅草神社 善光寺 首相官邸 ドローン 墜落」等のワードをインターネットで検索すると色々出てきますので、ご覧になってください。

◆お知らせ1:noteはじめました

バウンダリ行政書士法人の代表の佐々木が、管理団体や免許制、講習団体の取得方法について解説しています。

https://note.com/shintaro_sasaki/m/mba65b8d5af22

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マニアックな方々と一部のストイックな方々を対象に、和気藹々とやっています。秘密厳守と法令遵守が条件です!正しい知識や最新情報共有をしつつ、普段触れられない部分に突っ込んだり、マニアックな解説などをします。あまりお話ししないプライベートなこともたまに共有します。

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