ドローンの安全管理 野崎 豊文

【JDAメールマガジン第021号 2020年11月3日掲載】

皆様、こんにちは!JDA九州/沖縄ブロック長のHustler(ハスラー)です。

国土交通省と農林水産省のホームページの「無人航空機の事故に関する一覧」で公開されている、2016年~2019年の4年間の集計結果の続きです。

今回は、「マルチコプター機体の大きさ別集計」の結果について書いていきます。

<マルチコプター機体の大きさ別集計>

1.40cm以下   134件(56.3%)<注目>

2.60cm以下     34件(14.3%)

3.70cm以下     12件( 5.0%)

4.100cm以下   16件( 6.7%)

5.101cm以上   38件(16.0%)<注目>

6.不明        4件( 1.7%)

         計:238件(100.0%)

40cm以下(DJI Phantomサイズ以下)の事故件数が約6割を占めています。

これは単純に所有率の差に比例しているものと思われますが、今回の「マルチコプター機体の大きさ別集計」と前回の記事で取り上げた「飛行経験時間別集計」のクロス集計した結果に於いても、「40cm以下」且つ「10時間以下~30時間以下」の合算が「88件」で全体の 約37% にもなっていました。

また、101cm以上も比較的多いのは大型の「空中散布機」による事故が多いこともひとつの理由になっていると考えられます。

今回の集計結果より、上記に該当される方は特に安全に配慮して頂きたいと思います。

日本ドローン協会では、安全飛行のために、どのような管理をしたら良いのか、どんな場合に事故が起こってしまうのかを知り、無人航空機業務の安全性を高めるための知識を身につけて頂ける「JDAドローン安全管理者Zoom講習」を開催し大変好評を頂いております。

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次回は、「人身・物損事故別集計」結果について書いていきたいと思います。

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