航空豆知識とドローン 林 賢太

【JDAメールマガジン第021号 2020年11月3日掲載】

JDA会員の皆様こんにちは。東京支部のCO-PI(コーパイ)です。「航空豆知識とドローン第6弾」は、「航空会社が創造するドローン物流の未来」についてご紹介したいと思います。

2018年9月の航空法改正により、目視外飛行を行う際に各種要件を満たすことで補助者を配置せずに飛行させることが出来るようになりました。これにより、LTE回線や衛星通信を使用してドローンを制御し、飛行状態を監視することで物流ドローンの実証実験が全国各地で実施されるようになりました。

私が所属するANAホールディングスでも、昨年の5月から福岡・長崎・北海道で、海産物・食料品・医薬品・医療検体などの配送実証を行っており、ドローン配送モデルの標準作成と課題抽出を行っています。その一環として今月1日から長崎県五島市で、オンライン診療とドローンによる処方薬配送の体制構築に関する実証を実施しています。https://www.anahd.co.jp/group/pr/202010/20201022.html

ANAHDのドローンプロジェクトが描くドローン配送の未来は、1つは離島山間地域や郊外に暮らす方々への医療・買い物アクセスの向上と、配送サービスの拡充・補完にあります。そしてもう1つは、ドローンの遠隔オペレーターを全国各地で養成し、ドローン配送事業の雇用を創出して地方創生につなげることにあります。100年以上かけて培われてきた空の安全と安心を担保するノウハウをドローン前提社会の実現に向けて活用し、豊かで便利な社会の構築に貢献していきます。

12月には福岡市、来年1月には再び長崎県五島市で実証実験を行います。見学をご希望の方がいらっしゃいましたら、JDA東京支部の林(k.hayashi@alldrones.org)までお問い合わせ下さい。物流ドローンの未来像をご覧頂けます!

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