ドローンの安全管理 野崎 豊文

【JDAメールマガジン第24号 2020年12月01日掲載】

皆様、こんにちは!JDA九州/沖縄ブロック長のHustler(ハスラー)です。

国土交通省と農林水産省のホームページの「無人航空機の事故に関する一覧」で公開されている、2016年~2019年の4年間の集計結果の続きです。

今回は、「人身・物損事故別集計」の結果について書いていきます。

<人身・物損事故別集計>

1.人身事故      9件(  1.8%)

2.物損事故       230件( 46.0%)

3.人身・物損無し    261件( 52.2%)

              計:500件(100.0%)

「人身事故」と「物損事故」を合せると、239件 で全体の約48% となっています。

「人身事故」については、打撲・裂傷や骨折となっており、幸いにも死亡事故は発生していませんでした。

「物損事故」については、230件中 約93%の213件が農薬散布中の物損事故となっていました。また更に、農薬散布中213件の内、約95%の203件は「ヘリコプタータイプの農薬散布機」での物損事故となっていましたので、ヘリコプタータイプの農薬散布機をお使いの方は特に注意をして頂きたいと思います。

あと、参考までに農薬散布中の物損事故の具体的内容については以下の通りです。

・架線接触・切断(非常に多い)

・ビニールハウス損傷

・作物への危害

・車輛の損傷

・建築物の破損

日本ドローン協会では、安全飛行のために、どのような管理をしたら良いのか、どんな場合に事故が起こってしまうのかを知り、無人航空機業務の安全性を高めるための知識を身につけて頂ける「JDAドローン安全管理者Zoom講習」を開催し大変好評を頂いております。

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次回は、『航空法上の「許可・承認」の要否別集計』結果について書いていきたいと思います。

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