ドローン整備士のあれこれ 貫田 宗平

【JDAメールマガジン第026号 2020年12月15日掲載】

皆さんこんにちは。JDA札幌支部長のSHOPこと貫田です。

店舗の中では様々なお問い合わせが来ますが、空撮機だけではなく、時にFPVドローンについての問い合わせなどもあります。今回はそのFPVドローンのお問い合わせ内容をご紹介します。

Q:BETAFPVの機体を利用していて、アーミングは出来ていますが、送信機でのスロットルの操作をしてもモーターが回転しません。

しかし、エレベーター、エルロン、ラダーの操作をしたときはそれぞれの操作に合った2つのモーターが回転します。対処方法などはありますでしょうか。

A:「FLIP OVER AFTER CRASH」(タートルモード)に入っていないかご確認いただけますでしょうか。

実際に「FLIP OVER AFTER CRASH」を割り当てていた場合は割り当てを削除するか、割り当てたスイッチを切り替えて動作するか確認してみてください。

設定については「BETAFLIGHT」のソフトウェアを使用することで確認することが出来ます。

ソフトを立ち上げて、機体とPCをUSBケーブルで接続し、ソフト内のメニューの中にある「モード」の項目から、「FLIP OVER AFTER CRASH」が割り当てられているか確認できます。

「FLIP OVER AFTER CRASH」(タートルモード)とは機体がひっくり帰ってしまった際に、このモードに切り替えることで、2つのモーターを勢いよく回すことで起き上がる事が出来るためのモードになっています。

FPVドローンも少しずつ問い合わせも増えており、広がり始めていると感じます。

是非参考にしてみてください。

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