ドローンの安全管理 野崎 豊文

【JDAメールマガジン第029号 2021年1月12日掲載】

皆様、こんにちは!JDA九州/沖縄ブロック長のHustler(ハスラー)です。

国土交通省と農林水産省のホームページの「無人航空機の事故に関する一覧」で公開されている、2016年~2019年の4年間の集計結果の続きです。

今回は、『航空法上の「許可・承認」の要否別集計』の結果について書いていきます。

<航空法上の「許可・承認」の要否別集計>

1.要    370件( 74.0%)

2.否    130件( 26.0%)

      計:500件(100.0%)

事故の報告があったものは航空法上で「許可・承認」が必要な環境での飛行だったのか否かの集計となりますが、「要」(許可・承認が必要な環境での飛行)は、凡そ4分の3の状況となっていました。

この「要」の370件の内、航空法上の「許可・承認」を取得していたのか否かと言うところが気になりましたので、『「要」時の航空法上の「許可・承認」取得有無別』も集計をしてみました。

<「要」時の航空法上の「許可・承認」取得有無別集計>

1.有     362件( 97.8%)

2.無(無許可)   8件(  2.2%)

       計:370件(100.0%)

流石に「許可・承認」が必要な環境での飛行であるにも関わらず無許可だったのは 8件 で全体の2.2%と少ないデータとなっていますが、必ず飛行させる場合は「許可・承認」が必要なのかを確認し、決して法を犯すような飛行はしないように注意して頂きたいと思います。

この8件の方が確信犯でないことを信じたいですね!

日本ドローン協会では、安全飛行のために、どのような管理をしたら良いのか、どんな場合に事故が起こってしまうのかを知り、無人航空機業務の安全性を高めるための知識を身につけて頂ける「JDAドローン安全管理者Zoom講習」を開催し大変好評を頂いております。

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次回は、『都道府県別集計』結果について書いていきたいと思います。

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