ドローン赤外線カメラの活用 検崎 雄二

【JDAメールマガジン第036号 2021年3月9日掲載】

JDA会員の皆様、2021年3月もう春ですね。福岡支部長の検崎です。

赤外線カメラは、目に見えない熱を感知して見えるようにするカメラです。

コロナが見えればいいのにと赤外線カメラを見てみましたが、さすがに見えませんでした。

ただ、実は地球上のすべての物質は、何らなの熱を発しているはずですので見えているのでしょうか小さすぎて見えないのかもしれません。

今月は、またもやマニアックに赤外線のカメラで撮影の不思議です。

外壁を撮影した時です。外壁におかしな影が映るんです。目で見た時は何もありません。

その不思議の正体は、撮影前に移動させたラックが原因でした。

これは、外壁に日光があたっていて、ラックの陰になっていたところ壁の温度が上がらず赤外線カメラでその部分が他より温度が低い為にラックの跡が写ってしまった結果でした。

部屋の中の壁でも同じようなことが起こります。

冬場に暖房機器を使っていて、壁にかけていた絵や本棚等を移動したときに、同じように赤外線カメラではその部分だけ温度の違いが出ます。

上記の事から、赤外線カメラ搭載ドローンで撮影するときもこのことを意識していただく必要があります。撮影する対象物を移動して、2~3時間後に撮影することで温度差があったところが均等になり正確な結果が出ます。赤外線カメラの映像にはいろいろな不思議があります。

今後、赤外線カメラを搭載したドローンは点検業務には必需となります。

赤外線カメラのドローンへの搭載を検討されている方へ。

JDAでは、赤外線Zoom講座を行っています。お問い合わせいただければ、日時の調整はいつでも可能です。 

空いた時間でスキルアップはいかがですか?

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