ドローンの安全管理 野崎 豊文

【JDAメールマガジン第040号 2021年4月14日掲載】

皆様、こんにちは!JDA九州/沖縄ブロック長のHustler(ハスラー)です。

前回に引き続き、「ドローンの安全管理」を行なう上で大事なもののひとつとして、「ドローンの安全機能」について書いていきたいと思います。

●障害物回避機能

ドローンに取り付けられた各種センサーにて、ドローンの周囲の空間を認識し、進行方向への障害物を回避または停止(ホバリング)する安全機能となります。

メーカーや機種によって、障害物回避機能があるものと無いものがありますし、障害物回避機能があっても、「前方のみ」・「前方・上方のみ」とか「前後左右上下方向あり」と様々ですので、ご自身のドローンでの障害物回避機能の有無やどの方向にセンサーがあるのかを確認して頂ければと思います。

しかし、障害物回避機能があったとしても細い枝や電線には反応しないとか、センサー自体が壊れない

とも限りませんので、この障害物回避機能に頼りっきりにすることなく、ご自身の目視での安全確認が

必要となることは忘れてはなりません。

●ジオフェンス機能

予め設定されたエリア以外へ行かないように、ドローンの行動範囲を制限する機能となります。離陸した地点を基準として、水平距離や高度を指定することにより、指定したジオフェンス外への飛行を防ぐことができる安全機能となります。

例えば高度149mにジオフェンスを設定すれば、それ以上高度が上昇することはありませんので、知らず知らずの内に航空法に違反していたということも防ぐことができますし、距離を30mと設定すれば風で流されたとしてもそれ以上は飛行することができなくなりますので、周囲への安全対策に役立ちます。

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それでは皆様、ご安全に!  

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