ドローンの安全管理 野崎 豊文

【JDAメールマガジン第048号 2021年6月15日掲載】

皆様、こんにちは!JDA九州/沖縄ブロック長のHustler(ハスラー)です。

今回も「ドローンの安全」を考える上での「人間の行動特性・要素」となる「ヒューマンファクター」について書いて行きたいと思います。

前回は「錯覚(錯視)」について書きましたが、今回は2つ目の要素「不注意」ついてです。

●「不注意」

不注意とは、「注意が足りないこと」や「心が行きとどかないこと」ですが、ちょっとした不注意でも墜落事故が発生する可能性があります。例えば車で言うところの「前方不注意」、ドローンで言えば「目視外飛行」でしょうか。皆様方も空撮中は常にドローンに目を向けている訳ではなく、モニターで画角を確認しながらドローンを操縦することが多いと思います。モニターに集中し過ぎるがあまり、電線や物件に近づいていることや猛禽類の接近に気づかずに、接触・攻撃・墜落に繋がるケースがあります。もちろん、そのような場合に備えてパイロットとは別に「補助者」が居る訳ですが、「補助者」もまた「人」ですので、「不注意」にならないとも限りません。事故は得てして、そのような「たまたま」が重なった時に起きてしまうものですので、パイロットも補助者も「不注意」とならないよう、連携しながら安全な空撮を行なって頂きたいと思います。

日本ドローン協会では、安全飛行のために、どのような管理をしたら良いのか、どんな場合に事故が起こってしまうのかを知り、無人航空機業務の安全性を高めるための知識を身につけて頂ける「JDAドローン安全管理者Zoom講習」を開催し大変好評を頂いております。

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それでは皆様、ご安全に! 

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