ドローン×プログラミング 宮下 元利
【JDAメールマガジン第72号 2021年12月08日掲載】
こんにちは。IT部長の宮下@Ghostです。
今年も残り1か月を切りましたね。皆さんにとっては良い一年でしたでしょうか?
私は法人を起こしたり、ドローン関連でも学会で発表された論文に連名で名前が掲載されたりなど、様々な新しい経験の年でした。
私のメルマガ記事も本年はこれで最後になりますが、来年以降始まるドローンなどの無人航空機に関しての「友人地帯上空での補助者なし目視外飛行」、いわゆる「レベル4」について取り上げたいと思います。
レベル1は目視内飛行で空撮や橋梁点検などで、レベル2は農薬散布や土木測量での目視内飛行が該当します。レベル2では目視内であれば自動/自律飛行するものも含まれます。
レベル3は“無人”地帯での目視外飛行になります。レベル4は“有人”地帯での目視外飛行が許可されるようになり、人が生活している上空をドローンが飛ぶことが可能になるというものになります。
しかも“目視外”かつ補助者なしでの飛行が可能となるため、昨今普及が進んでいる5Gなどを活用することで北海道にいながら沖縄のドローンを遠隔操作することも許容されることになります。
つまり、パイロットが現地にいなくてもドローンを操縦することができるわけです。
現時点ではパイロットありでの飛行のみが認可される見通しですが、飛躍的な技術発展に合わせて近い将来には自動/自律したドローンが我々の生活圏上空を飛び交う日が来るであろうことは想像が容易だと思います。
まずは、操縦者をサポートするための画像認識/解析能力の向上やセンサーも組み合わせた予知・予測・回避などの補助機能の開発が求められるでしょう。
それらに対応できるエンジニアは将来必ず求められます。みなさんもまずはホビードローンTelloでドローンプログラミングの学習をしてみませんか?
私が開発したTelloFlightがその一助になれば幸いです。
来年もドローンでのプログラミング学習などの面で社会貢献出来たらなと思っております。
今後とも日本ドローン協会をよろしくお願いいたします!
このようにホビードローンTelloは小学生から大学生まで教育題材として利用できます。TelloFlightやドローンプログラミングの教材などでご質問などがありましたら、宮下(miyashita@alldrones.org)までお問い合わせください。