ドローン×農業 日高 雄一郎

【JDAメールマガジン第076号 2022年1月19日掲載】

新年明けましておめでとうございます。

JDAアグリフライヤー 認定教官 のJokerこと日高と申します。

今日は大きなトピックスがなさそうなので、そもそも「スマート農業」ってなんじゃらほい?ってところにフォーカスしてみたいと思います。

農林水産省によると「スマート農業」とは、ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・精密化や高品質生産を実現する等を推進する新たな農業のこと、と示されています。

日本の農業における課題「人手に頼る作業や熟練者でなければできない作業」を、先進的な技術を用いて解決しようという取り組みです。

この先進技術のひとつに「ドローンによる作業」があり、以前にもお話ししましたが農薬散布はもちろんのこと、センシングデータによる生育状況のチェックなどで活用されています。

農林水産省は、2025年までに「新たなデジタル技術を活用した農業の変革」を推進していますが、なぜ「2025年」なのかわかりますか?

これは、これまでに農業を支えてきた戦後の第一次ベビーブームで生まれた「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者となることが大きな理由です。

農業人口の高齢化や人口減少社会における課題をを先進技術で根本的に解決しようとしているんですね。

具体例として、農林水産省「食料・農業・農村 政策審議会」の資料に茨城県にある農場について書かれていましたのでご紹介いたします。

この農場では近隣の農業従事者が減少したことで、一人あたりの作業量が従来の「約10倍」になったそうです。

そこで、遠隔地から操作する自動給水システムや、農薬散布にドローンを活用するなど様々なICT技術を積極的に取り入れました。

その結果、人員を増加することなく作業量を増やしただけでなく、全国平均の約半分という低コストでの生産に成功したそうです。

いつもとは違った視点になりましたが、日本の農業を救うべく私たちJDAの農薬散布チームと一緒に活動してみませんか。

私のように趣味的な観点からドローンの世界に入った方でも十分にチャンスがありますよ。

ご興味をお持ちの方、ぜひJDAの各支部までお問い合わせくださいね。

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