ドローンの安全管理 野崎 豊文

【JDAメールマガジン第79号 2022年2月09日掲載】

皆様、こんにちは!JDA九州/沖縄ブロック長のHustler(ハスラー)こと野崎です。

今回は、「JDAドローン安全管理者講習」の中でも触れられています、ドローンの「KY活動」について書いていきたいと思います。

まず、ドローンにおける「KY活動」とは、日々の空撮作業の手順の中に隠れている機体や環境の「不安全状態」の発生やパイロットやクルーの「不安全な行動」を取ってしまう心理状態を事前に明らかにし、パイロットやクルーが対策を考えて実行することを目的として行う自主的な安全活動(危険予知活動)のことです。つまり、「危険(K iken)を予知(Y ochi)する活動」ということで、空撮現場で起こりうる事故や災害を未然に防ぐための活動が「KY活動」となります。

「KY活動」の具体的な内容は、実際の現場での作業前に、ドローン安全管理者やパイロットを中心に作業チーム全員で「この空撮作業の潜在的危険」を出し合います。この時に「KY活動表」や「KY活動ボード」等を利用して「どのような時に」「~する危険がある」と具体的に書き出して行きます。そしてその個々の危険要素に対し、「(いつ)誰が」「(どのように)~する」という具体的な対策を考え記載し対策を講じたり、チーム全員で共通認識したりすることにより、事前の危険要素の排除や危険要素に注意を向けることによる危険への回避が可能となります。

この「KY活動」は、建設業や製造業をはじめ様々な産業分野での安全対策として実施されているのもとなりますので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、是非、安全飛行のため事前の「KY活動」を実施して頂きたいと思います。

日本ドローン協会では、安全飛行のためにどのような管理をしたら良いのか、どんな場合に事故が起こってしまうのかを知り、無人航空機業務の安全性を高めるための知識を身につけて頂ける「JDAドローン安全管理者Zoom講習」を開催し大変好評を頂いております。

現在、第13回(3/12土)開催分の受講申し込みを受け付けております。

講習の詳細・申し込みはこちらからお願いします。

それでは皆様、ご安全に! 

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