ドローンにおけるESGとSDGs 武岡禄基

【JDAドローンマガジン 2022年10月21日掲載】

まいど!!JDA大阪のRockyです。

本日はSDGs11番目の目標 【11.住み続けられる街作りを】です。

災害大国日本において11番目の目標は世界各国が注目している内容でもあります。

国策としてもSDGsアクションプランにもこう記されています。

「過去の災害の経験も踏まえ、防災・減災の取組を引き続き進めていくことが重要であり、「強さ」と「しなやかさ」を持った安全・安心な国土・地域・経済社会の構築に向けた「国土強靱化」を引き続き推進していくとともに、国外に向けても日本の経験を広めていく。」と明言しております。  防災、減災の為のドローンでの有効活用が注目されていて

特にインフラ設備の点検による事前対策を行うことが必要となっています。

例えば橋梁橋脚の点検やドローンの特殊カメラによるガス漏れや老朽化の点検、土砂崩れ、地滑りなどの恐れがある山間部や護岸道路の定期調査など行うことが、未然に人的被害などを防げます。

災害が起こらない事にこしたことはないのですが、現実的に自然災害を未然に防ぐことは不可能と言えます。災害によって人々が傷つき、時には帰らぬ人にならぬようにする為にはドローンが活躍するツールになり得ると考えています。

また、日本の各地域で考えられる災害は異なっており、その地域でのドローンのプロフェッショナル達が力を合わせて地域の為に考えられる対策を行政に持ちかけ、その地域のモデルが誕生してシステム化する必要があります。また、アクションプランに記載されている

「国外に向けても日本の経験を広めていく」とあるように、我々が自国の為に考えた防災、減災対策は世界へのジャパンモデルと発展し、環境が類似する国または地域の手助けとなればSDGsの真の目的を達成することに繋がってくると考えます。