ドローンの安全管理 野崎 豊文

【JDAドローンマガジン 2022年10月23日掲載】

皆様、こんにちは!JDA九州/沖縄ブロック長のHustler(ハスラー)こと野崎です。

季節もこれから「秋」から「冬」に向かって行きます。暑い夏もそうですが、これからの寒い時期のドローン安全管理と言えば、「バッテリーの温度管理」ですね。

ドローンのメーカーによっては、バッテリー温度が10℃や15℃以下だと安全機能でプロペラ回らないようになっている機体もありますが、どのメーカーのドローンも全てそうとは限りませんし、10℃や15℃を超えていたとしても、25℃以上になるまでバッテリーを温めるようにしましょう。

バッテリーが低温なのが原因での電圧急低下となり雪山で墜落したと私の友人が言っていました。(私ではなく本当に私の友人の話ですからね!笑)、幸い落ちた場所に何もなく大事には至らなかったとうことでしたが、この時この友人は、バッテリーの温度を全く気にしていなかったそうです。

皆様の飛行前安全確認に、「バッテリーに関する項目」は入っていますか?

バッテリーに関する安全確認項目は以下のものがあります。

・バッテリー温度(25℃以上40℃以下推奨)

・バッテリー残量(十分な残量があるか)

・セルバランス(セル毎の電圧にバラツキが無いか)

※メーカーによってセル電圧の高いものと低いもの差の閾値が異なりますが、目安として0.03の差以下。

しっかりとバッテリーの安全管理をして行きましょう。

これから紅葉が楽しみですね!空撮に絶好のシーズンとなります。安全対策を万全に行った上で、この季節ならではの木々の彩りを思う存分空撮して、その美しさを堪能しましょう!

日本ドローン協会では、安全飛行のためにどのような管理をしたら良いのか、どんな場合に事故が起こってしまうのかを知り、無人航空機業務の安全性を高めるための知識を身につけて頂ける「JDAドローン安全管理者Zoom講習」を定期的に開催し、大変好評を頂いております。

現在、第19回(11/13日)開催分の受講申し込みを受け付けております。

講習の詳細・申し込みはこちらからお願いします。

https://alldrones.org/2020/06/06/zoom-safety/

それでは皆様、ご安全に!