JDAドローンExperiment 飯沼 純一

【JDAドローンマガジン 2022年12月11日掲載】

日本ドローン協会(以下JDA)の理事の飯沼純一です。

今回は、今年ニュースになった自律飛行型ドローンとLTE対応国産ドローンの内容になります。
ドローンの先駆けの姿となるのではないでしょうか。

自律飛行型ドローンでの橋梁点検の実証実験に成功

株式会社NTTドコモは、神奈川県の協力のもと、ドローンを活用した橋梁点検の実証実験に成功したと発表した。Skydio製の自律飛行型ドローン「Skydio2 TM」と、ドコモのドローンプラットフォーム「docomo sky Cloud」を組み合わせることで、「撮影→共有→解析→確認」の一連のプロセスの有効性を検証し、自治体が実施する橋梁点検に活用できることが確認できたとのこと。

また、ドコモはSkydio製ドローン「Skydio X2」を法人向けに販売開始した。X2は産業特化型機体であり、従来に比べ、バッテリー容量が向上したほか、広範囲な状態確認が行えるデジタル16倍ズーム機能、サーマルカメラを搭載するなど、さまざまな機能が向上。今回、X2シリーズとしてX2Eと強固なセキュリティ対策を施したX2Dの2機種を取り扱う。また、ドローン「Skydio 2+」の注文受付も開始した。

ACSLがLTE対応国産ドローンの提供開始 株式会社ACSLは、補助者なしでの目視外飛行(Level3)が可能なLTE対応国産ドローン「PF2-LTE」を2022年春より提供開始すると発表した。PF2-LTEはインターネットを介してテレメトリ(遠隔測定法)およびFPV(ドローン視点)映像を伝送することで、リモートでのドローン操縦が可能になる。また、LTEを用いることで混線が発生しないため、複数台のドローンを同時に飛行させることができる。

今回もご覧頂きましてありがとうございました~(^^♪ 

参考資料:KDDI株式会社スマートドローンツールズhttps://smartdrone.kddi.com/tools/     
ドコモプレスリリースhttps://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_220317_00.pdf