ドローンにおけるESGとSDGs 武岡禄基

【JDAドローンマガジン 2022年12月16日掲載】

まいど!!JDA大阪のRockyです。

2022年12月5日航空法改正によりレベル4の実地が実現化していくわけですが、僕は医療用ドローンが活躍するのでは無いかと考えています。

2025年問題を抱えた高齢化が深刻な日本は、医療に迅速な対応が必要とされています。2021年12月9日のニュースですが、スウェーデンで雪かきをしている男性(71歳)が倒れ心停止になりました。その現場を目撃した人が通報し3分でドローンが到着し迅速に心肺蘇生法処置を行えた事により一命が取りとめられたという記事が上がっておりました。まさに、ドローンの価値を活かせたのでは無いでしょうか?

AED搭載ドローンだけではなく薬品や輸血など緊急時の輸送対応なども期待しています。

心停止から、1分以内に救命処置を行なった場合95%が救命され、3分以内では75%が救命されます。5分では25%。。。時間が経過すると共に助かる確率も少なくなるのです。

先ほどのニュースでは、3分でドローンが到着して救命処置を行えたという事が大きな結果に繋がったと思われます。

日本では、通報から救急車の到着は平均8分かかると言われています。この場合、心停止状態だと25%の壁を大きく越えてしまっている事になります。

こういったドローンの活用は大きく進歩して間違いなくレベル4の実装に向けての取り組みになるのでは無いのでしょうか?

レベル4の実装は、とても難しい事だと感じております。

ドローンに関わる人間は違和感を感じないかもしれませんが、一般の方々からすると、頭上にドローンが航行することはとても、不安に感じる事だと思います。ですが、医療のように人命に関わる大義がドローン実装に大きな一歩を踏み込んでいくと信じております。そして、多くの方の健康や福祉でも活用されることでSDGsの3番『すべての人に健康と福祉を』を持続化させる世の中になるのでは無いでしょうか?