JDAドローンExperiment 飯沼 純一

【JDAドローンマガジン 2023年1月13日掲載】

日本ドローン協会(以下JDA)の理事の飯沼純一です。

今回は、私の生まれ故郷の福島にある福島ロボットテストフィールドをご紹介したいと思います。

自分自身も、空中ドローンや水中ドローン等で何回も活用しております。

福島イノベーション・コースト構想に基づき、福島県が整備した「福島ロボットテストフィールド」は、物流、インフラ点検、大規模災害などに活用が期待される無人航空機、災害対応ロボット、自動運転ロボット、水中探査ロボットといった陸・海・空のフィールドロボットを主対象に、実際の使用環境を拠点内で再現しながら研究開発、実証試験、性能評価、操縦訓練を行うことができる、世界に類を見ない一大研究開発拠点です。

本拠点は、南相馬市・復興工業団地内の東西約1,000m、南北約500mの敷地内に「無人航空機エリア」、「インフラ点検・災害対応エリア」、「水中・水上ロボットエリア」、「開発基盤エリア」が、、浪江町・棚塩産業団地内に長距離飛行試験のための滑走路が整備されています。

無人航空機エリア

無人航空機向けとしては国内最大となる飛行空域、滑走路、緩衝ネット付飛行場において、基本的な飛行から衝突回避、不時着、落下、長距離飛行など多様な試験ができる環境を提供し、無人航空機の実用化を推進します。

水中・水上ロボットエリア

ロボットによる水中のインフラ点検と災害対応の実証試験のために整備される国内唯一の試験場です。ダム、河川、水没市街地、港湾等の水中で発生する状況を再現できます。

インフラ点検・災害対応エリア

ロボットによるインフラ点検と災害対応の実証試験のために整備される国内唯一の試験場です。トンネル、橋梁、プラント、市街地、道路等の構造物の中で、想定されるほぼ全ての災害環境、老朽化状況を再現できます。

開発基盤エリア

福島ロボットテストフィールドの本館としての機能を持ち、各試験の準備、加工・計測に加えて、ロボットの性能評価のための風、雨、防水、防塵、霧、水圧、温湿度、振動、電波に対する試験を行うことができます。

皆様も、ドローンの飛行訓練や特殊な実験をされたい方は是非ご活用ください!
https://www.fipo.or.jp/robot/

今回もご覧頂きましてありがとうございました~(^^♪