ドローンにおけるESGとSDGs 武岡禄基

【JDAドローンマガジン 2023年1月20日掲載】

まいど!!JDA大阪のRockyです。

今回は、1月5日〜8日まで行われた世界最大の展示会CESにドローン関連企業としてジャパンブースで出展してきました。

世界からは3200社が集合し、企業や団体が2023年に目指す指針を多く学ぶことができましたが、やはり多くの企業の課題はSDGsへの取り組みだと感じ、その中でもカーボンニュートラルや新エネルギー、バイオマスなどのブースも多くあり、モビリティは基本的に電気または水素や新エネルギーを使ったものなども発表していて、地球環境に優しいモビリティ文化の構築に力を入れていることがわかりました。

ドローンではバッテリーの稼働時間がどうしても問題視される事が多いですが、新エネルギーの中でも微生物や食品廃棄物を利用したものがあり、現在のバッテリーの重さを3分の1程度に軽量化し、さらにバッテリーの時間はMatrice300の3倍にあたる165分の飛行実現が可能だという事をプレゼンされていました。

他にも、水難救助用ドローン 水上ドローン(仮名)が展示されていて、モーションコントローラー(プロポ)を使って操作を行い溺れている人や行方不明者の救助と捜索、そしてその機体が電波やデータ情報通信のハブとなり水中や空中からの経由地点として、他のドローンの連携をとる事で捜索や作業を円滑にするという役割を果たす画期的な機体も発表されていました。

トヨタ紡織もドローンと車の連携を考えておりトヨタの考える未来PV映像にはドローンがしっかりと活躍する未来が描かれていました。

最後に少し話はそれますが、SDGsもドローン業界も日本は遅れているということが良くわかりました。

CESでスタートアップやベンチャーの最も出展率が少ないのが日本ドローン業界はまさにその枠です。

日本から出展した企業はスカイドライブと僕達のみ。

経済産業省 西村大臣がジャパンブースに激励にきてくださりましたが、日本企業の少なさに驚いており、日本のスタートアップに力を入れることお話されていました。

今後、日本のドローン業界が盛り上げるようになって行くことを期待しています。