ドローン×農業 日高 雄一郎

【JDAドローンマガジン 2023年1日25日掲載】

皆さんこんにちは。
JDAアグリフライヤー 認定教官 のJokerこと日高と申します。

本日は「助成金」のはなしです。
補助金と助成金の違いはご存知ですか?
補助金は「企業の事業をサポートする」ものであるため、予算や定員も設定されているため申請しても採択されないリスクがあります。
対して助成金は、対象者や対象活動などの基準を満たしていれば原則受給できるものです。

助成金のほうがハードルが低そうですね。
そんななか、ドローン講習における助成金を今日はご紹介いたします。

厚生労働省「人材開発支援助成金」は、労働者の職業訓練開発に伴う経費を助成する公的制度で、本助成金の受給対象は「雇用契約締結後5年以内・35歳未満の若年労働者」で、受給条件はOff-JT(職場外研修)かつ10時間以上の訓練であることです。
つまり、正規雇用されている若年労働者を雇用する形で散布事業などを展開するのであれば対象になります。
ただし被雇用保険者が対象のため、事業主自身・会社役員は残念ながら対象外です。

令和4年12月2日より「事業展開等リスキリング支援コース」が新設されました。
新規事業の立ち上げなどの事業展開等に伴い、新たな分野で必要となる知識及び技能を習得させるための訓練を実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成するとのことで、ドローン事業においても対象になるとのことです。

無人航空機操縦者技能証明制度も始まり、ますますドローンが生活に関わるシーンが増えてくるでしょう。
国や自治体の様々な支援を上手に活用していきたいものですね。

厚生労働省・人材開発支援助成金 について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html