ドローンにおけるESGとSDGs 武岡禄基

【JDAドローンマガジン 2023年2月15日掲載】

まいど!!JDA大阪のRockyです。

先日、沖縄でドローンの仕事を終えて帰ってきました。

沖縄の名所、青の洞窟の近くにある真栄田岬に足を運んだときの事でした。

そこは、足場が悪くゴツゴツとした岩場で歩くのも中々大変な所なのですが、釣り人が沢山来られており、釣りのスポットとなっていました。ここまでは、良かったのですが、釣り人達が残して行ったであろうゴミが多々あり沖縄の美しい海とは似つかわしくない状況でした。ゴミ拾いをしようにも足場が悪く一人で続けるのは困難な状況です。こういった類似した問題はあるのでは無いかと思い調べた所かなりの件数がヒットしました。その中でも深刻な問題を紹介致します。

エベレストのゴミ問題・富士山のゴミ問題です。こういった軽くゴミの清掃ができない場所でのゴミの輸送にドローンが役に立つのでは無いのかと考えています。

ゴミを一箇所に集めることは難しい訳ではありません。

持ち帰るのが大変なのです。そんな中でも、2019年には政府と民間でエベレストの清掃に8人のチームが組まれ10.5トンと7体のご遺体を持ち帰った実績と少なくともこの活動を5年間は続けるといった報告が上がっています。こういった自然を大切にする活動にこそドローンを正しく活用してほしいと思っています。こういった場面での活用にも、もちろんリスクはあります。低気圧・気温・風速など天候変化、操縦者・補助者の健康面などです。ですが、昨年11月にはDJI Mavic3でのエベレストの飛行を成功しました。というニュースが上がっていましたし今後は高所でのドローンの活用がされるようになるのではないでしょうか?

では、山形になっている場所からのドローン空輸ですが基本はオペレータを複数用意し中継地点でのMasterとSecondaryのプロポの操縦入れ替えを置くことで成り立つのです。

もちろん寒冷地での利用は低電圧でのバッテリーの消耗やジンバルの負担が大きいため

バッテリーの予備、機体の予備、メンテナンスが非常に重要になってきます。そこまで理解した上で難所での投棄物の清掃に是非ドローンの活用をして行きたいですね。

写真は冒頭にも紹介した真栄田岬です。(許可承認済み)

こんなにも綺麗な海や自然を大事にしないといけませんよね。。。