ドローンにおけるESGとSDGs 武岡禄基

【JDAドローンマガジン 2023年3月19日掲載】

まいど!!JDA大阪のRockyです。

東日本大震災から12年の年月が経ちました。

ドローンを始めたきっかけも、JDAマスター勝又さんと復興支援のつながりがあったからです。

災害時に、活用できるドローンの可能性に魅力を感じました。

2023年3月11日は、兵庫県市川町の廃校を利用して災害時想定訓練を実地しました。

町の職員方も参加して興味を示してくださいました。

防災訓練の内容を2つ紹介いたします。

①災害発災時の建物への侵入、又は捜索による二次災害、三次災害を防ぐ為のドローンでの屋内調査です。

ここで気をつけないとダメなのが電波障害です。

電波のチャンネルや直進性などの特性に配慮しながらドローンを運用する、又は電波の基地局またはハブを備える事により安定させる必要があります。

屋内の調査を行う事で行方不明者の捜索、現場の状況把握、負傷者などの早期発見にもつながります。そしてレスキューなどの救援者の安全への配慮にもなるのです。

但し、屋内空撮には技術、知識がある程度高くなければそれも二次災害の原因となります。

②スピーカーの装着による避難誘導や呼びかけ

CZZN CZI MP130 というスピーカーです。

500mの有効範囲内に及びDJI Matrice 200、300シリーズに互換性があります。

災害時に活用した役割は避難誘導、安否の確認、行方不明者捜索ですが今後のアップデートで活用の幅が広がる事に期待できると考えております。

このように災害時に、訓練しておかないと有事の際には間に合わない可能性があります。

実際に訓練時にトラブルもございましたがチームの知識、技術を日々の努力の成果がトラブル解決に至り無事に終えることが出来ました。

あと、追記ではございますが、
※まだ確定ではございません。

4月以降に、被災地の最前線に行く事になるかもしれません。

トルコで起きた震災でドローンを活用した復旧活動をしてほしいとの依頼がありました。

復旧活動ですので捜索や避難の誘導などではございません。

今後の街の復旧、インフラの整備などです。

事後だということが悔やんでも悔やみきれませんが、まさに、SDGsの【9.産業と技術革新の基盤を作ろう】【11.住み続けられるまちづくりを】【13.気候変動に具体的な対策を】課題です。

トルコに早ければ4月に行きますので、また報告させていただきます。