空撮だけにドローン使ってませんか? 前田 望都

【JDAドローンマガジン 2024年5月8日掲載】

こんにちは!

ベースを始めてから音楽熱が全然収まらない、JDA和歌山のJAGUARです。

ギターもそうなんですが、ベースって音作りがすっごく難しいですね。

なにせ自宅では大きな音が出せないものですから、小さい音で音作りをしていても、低音が実際にどれだけ出ているのか、まったく分かりません!

バンドマンにしか分かりにくい話をしてスミマセン。

■ドローンは空撮だけじゃない

さて、今回は「空撮だけにドローン使ってませんか?」というお話です。

「ドローン」「撮影」と聞くと、空高くからの「空撮」を思い浮かべませんか?

※思い浮かべなかった方は、ここで立ち去っていただいて大丈夫です…

僕はドローンを始めるまで、完全に高いところからの撮影のイメージしかありませんでした。

パラグライダーで飛んでいるような遥か上空から、雄大な地上を見下ろす映像が、ドローンのイメージでした。

でも、全然それだけじゃなかったんですね。

ふつうのカメラだけでは、なかなか大がかりになってしまう撮影手法も、ドローンを使うと簡単にできてしまいます!

■高級感のある映像が簡単に

それは、「ドリーショット(ドリーズーム)」ができる、ということです。

ドリーショットというのは、「ドリー」と呼ばれる台車や、レールの上を走る「カメラスライダー」という機材にカメラを載せて、カメラを前後左右にスムーズに移動させながら撮る撮影手法です。

手持ちカメラで歩きながらの撮影だと、もちろん映像が上下にブレますが、ドリーショットを使うとブレのない映画のような映像を撮ることができます。

これをやろうとすると、機材を設置する場所をつくったり、レールを敷いたりと、いろいろ準備が大変だと思うのですが、ドローンを飛ばすと、それだけで手軽にドリーショットが実現するのです!

ベテランドローンカメラマンにとっては「いまさら何を言っとんねん」という話かもしれませんが…

一年生にとっては衝撃の事実でした。

■水面でも可能!

台車を押せない凸凹した地面、スライダーを設置できない水面でも、浮いているドローンなら何も問題ありません。

また台車やスライダーでは不可能なくらい、地面すれすれに移動する映像も撮影できます。

すごくないですか…?

しかも、このドリーショット、昔は撮るのに手間がかかる映像だったからか、使うだけで映像に高級感が生まれるんですよね…

一般の方から見ると、「どうやって撮ったの!?」と驚かれるような映像も撮れると思います。

■地上でもどんどん使ってみよう

効果的にドリーショットやドリーズームを入れるだけで、動画のクオリティーは一段アップすること間違いなしです。

屋内であれば国への飛行許可申請も不要ですし、活用できるシーンは多いと思います。

もちろん飛ばす場所の許可は得て、安全に万全を期して飛ばしてくださいね。

拙文ですが最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ドローンなら、こんなに地面すれすれで進む映像も撮れます