水中ドローンの接続ケーブルのメンテナンスについて 貫田 宗平

【JDAドローンマガジン 2025年1月22日掲載】

皆さんこんにちは。JDA札幌支部長のSHOPこと貫田です。

本日は水中ドローンについてのお話しです。水中ドローンは基本密閉されており、水が入らないようになっておりますが、水中で動作させる関係上、使用方法や保管、メンテナンスの仕方によってはやはり浸水してしまったという事例も中にはございます。

では特にどのような点の点検や確認を実施するのがいいか。今回はそのようなお話しです。

Q:水中ドローンの接続ケーブルから水が浸水して動作しなくなりました。浸水予防策として推奨のメンテナンス方法はありますか?

A:特に浸水しやすい箇所として、機体とテザー接続ケーブルの接続部分が挙げられます。

そのためこの接続部を確認していただくことを推奨しています。

特に接続ケーブルのOリング(以下画像の緑のゴム部分)が劣化すると水が機体内に侵入する事による水没基板損傷を起こす可能性がありますので、手で触って頂きグリースが残っていないようであればグリースを塗布するようにしてください。

グリースを塗布することによりOリングの劣化を防止し水没故障を防ぐことが出来ます。 もしOリングが劣化している場合は最寄りの代理店などに相談いただきOリング部分の交換を実施してください