ドローンプログラミング Scratch3.0 宮下 元利
【JDAメールマガジン第018号 2020年10月13日掲載】
こんにちは。IT部長の宮下@Ghostです。
以前から開発のお話をしているTelloFlightですが、プロトタイプを公開しました。
少し前に公開しましたPrototype TelloFlight(https://jforf.pro/prototype-tello-flight)、お試しいただいた方はいらっしゃいますでしょうか?
シミュレータ機能は未実装ですが、現状でもScratchから実機のTelloのフライトプログラミングが行えるツールです。
つい先日、本ツールのアップデートを行いました。FPV機能の強化と静止画撮影機能の追加、命令実行方式の改修などを行っています。
FPV機能では、30fps相当での映像取得が行えます。公開当初のバージョンではノイズがひどく、リアルタイム性も損なわれていたため、正直なところ使い物になりませんでしたが、現在は改善しています。
静止画撮影機能も搭載できたため、目的の場所に移動して空撮して戻ってくるというプログラミング課題も作れるようになりました(実際にイベントでのプログラミング教室でこの課題が使われます)。
また、今までは非同期で目分量での待機時間を入れないとプログラミングが行えませんでしたが、Telloの状態を把握しながらコマンドを実行する方式を採用したため、Scratchでのプログラミングルールの簡略化にも成功しました。
現在、TelloFlightを活用した大学のプログラミング演習の教材開発や小学生を対象としたプログラミング教室イベントでの活用、小学校のプログラミング授業での活用のお話を少しずつ頂いております。
今後も教育の場でTelloFlightを用いたドローンプログラミングが活用されるよう、開発に邁進してまいります。もし、本ツールにご興味のある方がいらっしゃいましたら宮下(miyashita@alldrones.org)までお問い合わせください。