ドローン空撮カメラの基礎 平石 信一
【JDAメールマガジン第037号 2021年3月16日掲載】
こんにちは、YuuKuuです。
3月に実施予定の『JDA・花火ドローン撮影スペシャリティ講習』ですが、すでに満席をいただいており、ありがとうございます。第2回の講習については、まだ募集しておりますので、ご興味のある方は下記リンクから詳細をご確認ください。
今回は、花火空撮のことを少し書かせていただきます。
以前にも書いたかもしれませんが、花火のあの鮮やかな色は金属が燃焼するときの色です。つまり花火が鮮やかいろで夜空を彩どっている時、それは無数の金属の細かい粉が空中を漂っていることになります。
金属はもちろん電波の送受信にとって障害になります。
映像が途切れたり、プロポによる制御が中断される要素になります。
くわえて花火が炸裂するとき発生する爆風、これは通常では考えれない程の風速となってドローンに襲いかっかてきます。
ドローン自体の制御は勿論、ジンバルのオーバーロード、つまりジンバルにたいして許容範囲超える負荷が掛ることもあります。
画像としても真っ暗な空間に、突然眩いばかりの光源が発生します。
ISO設定やフィレームレートはどうしたら良いのか?
NDフィルターは必要なのか?ホワイトバランスは?
などなど、花火を綺麗に撮影しようと考えると、今まで思いもしなかった問題に直面します。当然花火ですから日没後、つまり夜間飛行の問題もあります。
花火の号数による炸裂高度と花火が広がる直径、それを撮影する為のドローンの位置取りと飛行高度の関係を考慮しなければなりません。また、関係機関への許可申請の問題も発生します。
福岡支部では、一昨年8月に地元花火大会での空撮を行いました。
支部長beadsの尽力や、事前に花火師から花火の知識を教えていただいたことで、当日の撮影も大成功を収めました。
みなさんの中でも、花火空撮に興味がある!チャレンジしてみたい!という方がいらっしゃいましたら、
是非、リンクから詳細をご確認ください。