ドローン整備士のあれこれ 貫田 宗平
【JDAメールマガジン第046号 2021年6月01日掲載】
皆さんこんにちは。JDA札幌支部長のSHOPこと貫田です。
現在のドローンには機体ごとにそれぞれいろいろな飛行のモードや便利な撮影機能などが搭載されてきており、簡単に凝った写真や映像などを撮影することができるようになっています。
今回はそんな機能のなかでも、便利なパノラマ撮影機能についてのお問い合わせについて紹介します。
Q:DJI MAVIC AIR 2でパノラマ撮影をした際、合成する前の元画像を保存する方法はありますでしょうか。MAVIC2などを使用した際のDJIGO4アプリでは設定がありましたが、DJIFLYアプリには設定が見当たりません。
A:DJI MAVIC AIR 2などのDJIFLYアプリを使用する機体でもパノラマを合成する前の元画像を保存することは可能です。
保存の仕方の手順は以下の通りです。
①機体の電源を入れ、アプリを開きカメラモードを「パノラマ」に設定します。
※飛行させた状態でないと、パノラマの設定にできないのでご注意ください。
②カメラの撮影モードをパノラマに設定した状態で、画面右上にある「…」ボタンを選択し、「カメラ」設定ボタンを押すとパノラマの設定が出てきます。
その中の項目で「写真のタイプ」を「オフ」から元画像で保存したいファイル形式(JPEGかRAW)に設定します。
③この設定でパノラマ写真を撮った際に、SDカードまたは内部ストレージのフォルダ内に「Panorama」というフォルダが作成され、パノラマの元画像はそのフォルダの中に保存されます。
上記のようにDJIFLYアプリではカメラの撮影モードを切り替えることで、カメラ設定の部分に切り替えた撮影モードの設定項目が表示されるようになりますので、是非ご参考ください。