未来のドローンパイロット育成に向けて 伊藤 磨辰

【JDAドローンマガジン 2023年1月11日掲載】

JDA北海道 オホーツクの伊藤でございます。

皆様あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

今回は昨年12月に開催した農業用ドローンライセンス講習に関するお話をさせて頂きます。私はオホーツクを中心にドローンに関わる事業を展開しておりますが、農業人口の一番多い北見地区での農業ライセンス取得者が少なかったのが気になっておりました。

当スクールで排出している農業ドローンオペレーターは150名を超えてはおりますが、北見エリアでは10名程度といった所で、他エリアで普及し、安全を担保された段階で北見エリアが本格始動するといったのが、オホーツクエリアの特徴といった所でしょうか。2022年はスマート農業に関わる補助事業があり、農薬散布ドローンも該当したことから、JAきたみらい(北見)営農振興部 企画振興グループ様が積極的に動いてくださり、12月から来年3月までに50名の受講生を受け入れる事になりました。

上記写真は当店舗にある「WEBスタジオ」にて行った12月のスクール写真(座学)となります。12月は2回開催しており、北見・美幌エリアからの受講となっております。12月の講習で北見エリアから5名の受講がありました。残りの45名に関しては1月中旬から随時開催となります。当スクールとしても一度の申し込みで50名と言うのは初めてです。一番多かった時でも24名でしたのでそれを大きく上回る状況となっております。

上記写真は3月末までの納品待ち機体となります。ほとんどが北見エリアでの納品となり、オホーツクエリアの中では当社管理台数が一番多いエリアとなりました。動き出し自体は遅いですが、動き出せば農業人口が多いエリアだけに一気に普及して参ります。空撮のみならず農業系ドローンのフライトも増えれば、おのずといろいろな方達の目に留まります。「普及」という意味ではまだまだですが、少しずつフライト台数が増えれば、それを見た子供達や学生も興味を持ち、「ドローン」を身近なものに感じてくれるのではと思っております。私達ができる事は、運用される方達のサポートです。普及に関しては導入された方達が飛ばしてくれることが一番ですので、今後も運用される方達が安心してフライトできるよう努めなければと感じた所です。がんばらねば・・。