ドローンにおけるESGとSDGs 武岡禄基

【JDAドローンマガジン 2023年6月21日掲載】

まいど!!JDA大阪 Rockyです。

韓国でのドローンを使ったSDGsを紹介したいと思います。

先日、ドローンの視察と仕事で韓国に行って参りましたが、ドローン業界の現状から話をしますと国外の業者が入りこむ隙間のない産業になっていました。つまり、教育や産業の立ち上げのサポートを日本よりも率先していて国内の企業が、ある程度まで成長しています。

韓国では国土交通部と軍が管理しており、飛行させる際はDIPSのような登録許可をする為には、プラットホームを活用して申請を提出するのですが、国外からのドローンサービス事業者が容易に申請できないようになっています。軍事の点からも業界の発展のためにもそうしていると考えています。

簡単言えば、

日本では、まだ試作段階の機器や機体が多く見受けられますよね?

韓国では実装しているものが多いのが現状です。

そこで、韓国のドローンとSDGsってどうなの??と思いますよね?

韓国ではSDGsの言葉は耳にしなかったものの、業界の中でも力を入れているのが災害対策用ドローンで、浮き輪を物件投下できるドローン、消火活動に使うドローン、水空両用のドローンなど消防の現場で実際に使っているものを見ることが出来ました。

軍事的指針も大きく関わる業界ではありますが韓国では人々の暮らしを守る為のドローンの活用にも使われていて、教育の場においても子供達には機会を与えており、我々が視察した時には30人程の子供達(小学生)が一斉にドローンを手動で飛行させるデモンストレーションなどもやっていました。機体はドローンサッカー用の機体で公式サイズより一回り小さいモノです。制御はなくATTIと高度維持が出来ない機体を30人近くの子供が飛ばしているのは圧巻でした。韓国では子供達のサポートもしています。SDGsといった言葉だけが先行しているわけでは無く実践している韓国に関心をする視察でした。