ドローン整備士のあれこれ 貫田 宗平
【JDAメールマガジン第019号 2020年10月21日掲載】
皆さんこんにちは。JDA札幌支部長のSHOPこと貫田です。
さて今回はドローンのモーターは回転するのに機体が上昇せず、離陸できないときというQ&Aです。
Q: DJI MAVIC AIR 2を使用していて、離陸させる際、モーターは回転しているのに送信機から離陸操作を行っても機体が上昇せず、離陸できません。原因として何が考えられるでしょうか。
A:プロペラが正しい位置に取り付けられているかご確認ください。
プロペラが逆についている場合、機体は上昇します。
DJI MAVIC AIR 2のプロペラにつきましては、異なるモーターに対しても取り付けることが可能となっていますので、注意が必要です。
すべてのプロペラが逆の位置についているときは上昇しませんが、1組だけが逆の位置になっている場合は離陸の際に横転する可能性があります。
それでも離陸できない場合は、モーターに異常がある等の可能性が考えられますので、販売店までご相談下さい。
現在ですと予め決められた位置以外にはプロペラが取り付けられないようになり、取付違いを防ぐための機構がついた機体が主流となっています。
しかし、それらの機体に慣れていますと、今回の機体のようにプロペラをどこにでも取り付けられる機体を使用する際に誤って取り付けても気が付かない場合があるので注意が必要ですね。