ドローンの安全管理 野崎 豊文

【JDAメールマガジン第032号 2021年2月9日掲載】

皆様、こんにちは!JDA九州/沖縄ブロック長のHustler(ハスラー)です。

国土交通省ホームページの「無人航空機の事故に関する一覧」で公開されている、2016年~2019年の4年間の集計結果の続きです。

今回は、『都道府県別集計』の結果(TOP10)について書いていきます。

<都道府県別集計>

1. 北海道   21件(7.3%)

2. 千葉県   16件(5.6%)

3. 神奈川県  14件(4.9%)

4. 新潟県   13件(4.5%)

4. 福島県   13件(4.5%)

4. 兵庫県   13件(4.5%)

7. 福岡県   11件(3.8%)

8. 東京都   10件(3.5%)

8. 埼玉県   10件(3.5%)

10. 静岡県    9件(3.1%)

1位は「北海道」となっており、頭ひとつ抜けた感じですので、事故の原因を見てみました。

 ・整備不良

 ・農薬散布中

 ・不注意、確認不足

 ・操作ミス

 ・低温環境下によるバッテリー性能低下

どの事故も「人為的要因」によるもので、特に北海道に特化した事故ではありませんでした。ただ、北海道は広大な自然の中ということで、ドローンのフライトエリアの多さ、それに伴うフライト件数の多さにより、比例的に事故の件数が多くなっているのではないでしょうか。

これまで、色々な切り口から無人航空機の事故報告について分析してきましたが、やはり事故の大半(約85%)が「ヒューマンエラー」人為的要因によるものだということをしっかりと認識し、安全なドローン活用をして頂きたいと思います。

日本ドローン協会では、安全飛行のために、どのような管理をしたら良いのか、どんな場合に事故が起こってしまうのかを知り、無人航空機業務の安全性を高めるための知識を身につけて頂ける「JDAドローン安全管理者Zoom講習」を開催し大変好評を頂いております。

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次回は、『ドローンの安全機能』について書いていきたいと思います。

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