ドローンプログラミング Scratch3.0 宮下 元利
【JDAメールマガジン第032号 2021年2月9日掲載】
こんにちは。IT部長の宮下@Ghostです。
このメルマガでも紹介しているScratch+Telloのドローンフライトプログラム「TelloFlight」使ってみていただけましたでしょうか?
今日はTelloFlightについて寄せられているよくある質問を少し紹介して、何ができるのかを知っていただければと思います。
Q.TelloFlightはMacやLinuxで使えますか?
A.現状TelloFlightはWindows10(64bit)でしか動作させることはできません。将来的にTelloFlight本体と改造ScratchはMac版を公開する予定です。
Linux版の提供予定はありませんが、https://jforf.pro/scratch/ からWeb版でシミュレートを行うことは可能です。
Q.現在のバージョンでは直線的な飛行しかできないようだが、円運動などはできないですか?
A.現在公開しているバージョンではゴールの位置を指定しての直線飛行のみの対応になります。円運動については、通過地点(x1, y1, z1)と到達地点(x2, y2, z2)を指定することで楕円飛行する機能を実装中です。
こちらは近日中に公開できる見通しです。
Q.ドローンのFPVの保存は静止画しか行えませんか?
A.現在公開しているバージョンではFPVの動画再生は行えても保存できるのは静止画のみになります。
こちらは小学校の教員の方々から強い要望が多数寄せられているため、mp4の動画保存機能を開発しています。
今しばらくお待たせしますが、出来だけ早く公開できるように努めます。
Q.TelloFlightを用いた教材はありますか?
A.小学校向け、プログラミング教室向けの教材開発を進めています。
まだ完全なものは準備できていませんが、ご用命の方は本文末尾にある宮下のメールアドレスまでお問い合わせください。
少しずつではありますが、上記のようにTelloFlightのパワーアップも進めています。
今後、世の中はドローンを活用した世界が広がっていきます。
まずはホビードローンTelloでドローンの入門をしてみませんか?
下記のURLから私が公開している改造Scratchが利用できます。
拡張機能でTelloFlightを読み込めば右上のステージと呼ばれる部分がWebGL製のシミュレータに置き換わるので、あとは実際にScratchでTelloフライト用のプログラミングを行えばシミュレータ上でドローンを飛ばすことができます。
商用利用不可の個人・教育用途であればどなたでもご利用できますので、お家の中でドローンプログラミングのシミュレーションをしてみてください。
※Web版を含め、TelloFlightは随時更新しています。
TelloFlightについて、何かお気づきの点がありましたら、宮下(miyashita@alldrones.org)までお問い合わせください。