ドローン赤外線カメラの活用 検崎 雄二

【JDAメールマガジン第032号 2021年2月9日掲載】

JDA会員の皆様、こんにちわ。福岡支部長の検崎です。

もう2月ですね。私は、九州在住ですので朝は寒いですが昼間はとても過ごしやすくなってきました。

去年発売された、DJI製M300RTKの性能がずば抜けているため、点検業務にドローンを導入する企業が増えてきております。点検業務で赤外線カメラを導入することでどんなメリットがあるのでしょうか?

電気工事では低所にある配電盤や配線等、建築では3mぐらいまでの壁面等の検査は容易でしたが、高所になると、足場等を設置する費用と手間が発生していました。

また、墜落の危険もあり毎年数人が転落して死亡したりケガをしたりしておりました。

ドローンの登場でそのすべてではありませんが、多くをカバーして安全に正確な点検作業が行われています。赤外線カメラを搭載したドローンは点検業務には必需となります。

赤外線カメラでの点検は、測定対象の温度を計測することによって行われます。

しかし、予防保全CBM(Condition Based Maintenance)で欲しいのは、劣化故障についての情報ですよね。

では、これらの温度に関する情報を、どのように劣化故障の情報と紐づけているのでしょうか。

電気設備では抵抗値や電流値、機械設備であれば摩擦抵抗や過重の増減により、異常発熱箇所は他と著しく温度が高くなります。

また建築では、雨水や漏水による罅(ひび)や剥離(はくり)カ所は温度が低くなります。

この様に、目では見えない熱情報でわかる異常個所を捉えることのできる赤外線カメラは、設備をメンテナンスする為のツールとして利用されているのです。 

赤外線カメラのドローンへの搭載を検討されている方へ。

JDAでは、赤外線Zoom講座を行っています。お問い合わせいただければ、日時の調整はいつでも可能です。 

空いた時間でスキルアップはいかがですか?

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