ドローン×農業 日高 雄一郎

【JDAメールマガジン第052号 2021年7月13日掲載】

皆さんこんにちは。

メールマガジン初登場、JDAアグリフライヤー 認定教官 のJOKERこと日高と申します。

私は通常講習に加えて農薬散布機「アグリフライヤー」の講習を担当しています。

私が訓練時にお伝えしていることや農薬散布の現場で起きる様々なこと、農薬散布に関わる知識など、メルマガ読者の皆さんに少しずつお伝えしていきますね。

JDAの農薬散布講習に使われる石川エナジーリサーチ社製の「アグリフライヤー」は、マグネシウム合金をボディに採用、堅牢かつ長期使用に耐えうるローターは自社開発製造にこだわっています。フライトコントローラーはpixhawkを採用し、さらにはファームウェアを農薬散布に合わせて最適化。大容量8リットルタンク積載で、撮影機ではおなじみの「クワッドローター機」(プロペラが4枚)です。

農薬散布機は機体が大型であるがゆえに「安全飛行」には最大限配慮する必要があります。

そのために、操縦者であるオペレーターはもちろんのこと、サポート役の「ナビゲーター」の役割がとても重要となります。

訓練時においても「アグリフライヤーは1人ではなく2人で飛ばす」と必ずお伝えしたうえで、「どうやって2人で飛ばすか」を念頭に訓練を行います。

撮影機においても「2オペ」(2人で飛行と撮影を分担)がありますが、アグリフライヤーは2人で「飛行する」ことがとても重要かつ不可欠です。

この「2人で飛行する」をいかにスムーズに行えるかが、安全確保はもちろんのこと、農薬散布の効率UPにもつながります。

農薬散布は女性のグループも活躍されていらっしゃる世界です。

JDAの農薬散布機講習では、農薬の知識や農薬散布の運用フローなどを座学で学んでいただき、実機を使った実技訓練も行い、学科・実技それぞれの試験を合格した方には「JDAアグリドローン操縦士」として技能認定いたします。

JDAの2級・3級のお持ちの方、ドローンの操縦技術を「仕事」に昇華する手段のひとつとして、農薬散布講習をぜひご検討くださいね。

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