JDAドローンExperiment 飯沼 純一

【JDAドローンマガジン 2023年4月9日掲載】

日本ドローン協会(以下JDA)の理事の飯沼純一です。

今回は、小学生に対するのドローン体験会と実演会を授業の一環で実施した内容をご紹介していきたいと思います!

2023年3月1日と2日の2日間で地元の小学校5年生に対し、ドローン操縦体験を実施しました。

小学生を対象としたDJI社製Mavic2クラスでの体験会は、マイクロドローンや小型ドローンとは違いプロも使用する実機ですので不安の声も多数聞こえてきましたが、子供たちを守る盾の装備や講師と小学生の2プロポによる操縦など、できる限りの安全対策を整え体験会に挑みました。

体験前にドローンの授業を開催し、事故の動画を見て法律を勉強し、ドローンの面白さを伝え、「絶対にふざけない、講師の指示を聞く、操作はやさしく」等の三箇条を守る約束で子供たちは飛ばしました。

全員がしっかりと約束を守り、事故やトラブルもなく目を輝かせながら頑張って操縦していました!

私も体験会が終ってホッとしていたところに、一人の小学生が私に話しかけてきました。

小学生「ドローンがあれば山で遭難した人を見つける事が出来ますか?」

私「今のドローンの技術であれば、見つける事が出来るかもしれないよ!」

小学生「自分を可愛がってくれた親戚の叔父さんが昔、山で遭難して今も見つかっていないの」

小学生「知った時はとても悲しくて自分が見つける!と親に話して怒られました」

私「そうか…。それは辛かったね…。」

小学生「私みたいな思いをする子がいなくなるように、私もドローンを操縦して助ける手伝いができるようになりたいです!」

本気の目でそう言われた時は、今回の体験会が子供たちの何かのきっかけになれたのかも!と本当に嬉しく思いました。

今後も地元を中心に地域貢献活動の一環として、ドローンの体験会を通した普及活動を頑張っていきます!