こどもプログラミング 早水 浩司
【JDAドローンマガジン 2023年5月31日掲載】
みなさんこんにちは、JDA福岡から早水(Falcon)です。
小学生(高学年)を対象としたこどもプログラミングですが、プログラミング飛行までに必要な事を伝えながら進めていくのか5段階で考えてみます。
<こどもたちへ>
1.ドローンを飛ばしても良いか周りをチェックしよう!
2.ドローンの機体チェックをしよう!
3.プログラミングでドローンが飛ぶよ!(飛行体験)
4.自分でプログラムを作ってみよう!
5.自分で作ったプログラムで飛ばしてみよう!
今回は、5についてです。
プログラミング教室はDJI社のTelloで実施予定です。前回に引き続きみなさんそれぞれのプログラミングを進めて行きましょう。
1)Telloの飛行ルートを話し合って決めましょう。闇雲に飛行させるのではなく、事前にどんな飛行をさせるのか絵に描いたりするのも良いと思います。
たとえば、飛行するだけではなくゲーム感覚な要素も取り入れてみてはいかがでしょう。
例の飛行体験(1)の場合(飛行しながら磁石でターゲットを取る)
<ポイント1>
・「離陸」して「着陸」するまでの操作です
<ポイント2>
・離陸後、磁石で取るには紐の長さを何センチにするのか飛行高度を何センチにするのかが重要になってきます。
<ポイント3>
・飛行可能時間が約10分程度です。何度も飛行させる場合も考慮して予備の機体やパソコンを用意しておくことをお勧めします。
※ 使用する予定のTelloは以下のような特徴があります。
・機体底面部に「ビジョンポジショニングシステム」という下方センサーがあり、高度や距離をつかんでいます。この機能でTelloは安定した飛行が出来ます。ただし、この機能は床の状態により機能低下したりオフとなるので十分に注意してください。
以下のような仕様や状況を確認の上、安全安心な飛行を行ってください。
■ビジョンポジショニングシステム仕様
・機能限界高度 : 30cm~10m
・推奨高度 : 30cm~6m
・速度 : 約4km以下
■影響がある地面・床面
・単色の床(黒単色、白単色、赤単色、緑単色)の上空
・鏡やガラスのように高い反射床の上空
・水面または透明な面の上空
・枯れ葉の上のような動くものの上空
・明るさが頻繁・急激に変わる場所
・暗かったり明るすぎる面の上空(10ルクス未満、100,000ルクス以上の面)
・タイルなど同じ模様が繰り返されている床の上空
目の前でプログラミング飛行する様子を体験し、こども達が自分たちで操作できる確信と意欲を持てるように伝えたいですね。
ドローンの基礎知識を含めてプログラミングを楽しく学んで行けるよう進めていきたいと思います。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。