ドローン海外情報 溝部 公憲

【JDAメールマガジン第024号 2020年11月25日掲載】

今日はインドのお話しです。

インドにも我々日本ドローン協会と同じ様なドローンの協会(組織)があります。 

その中でも大きくフランチャイズ化している組織が、「Indian Institute of Drones」といって、インドでNo.1のドローンパイロット養成機関です。

インドで2200人以上のドローンパイロットを訓練しており、飛行の安全性とセキュリティの問題に重点を置いており、ドローンの飛行技術を学ぶ意欲のある専門家とドローン技術愛好家の訓練を専門としています。

インドは昨今、ドローンのソリューションとサービスの需要が急増しています。時代のニーズは、インドにおけるドローンのエコシステムを構築し、飛行の安全性を維持しながら仕事をするための、プロのドローンパイロットを育成することにあります。

実はインドも日本同様、規則や規制に拘束されているのが現状です。

その環境下でドローンは、有人航空機で使用されているのと同じ空域を使用しようとしているので、訓練を受けたパイロットの存在がとても重要になります。

インド政府は、インドを世界のドローンのハブにするという目標を何度もアナウンスしていますが、そのためには上記で述べた自給自足のエコシステムと、優秀なパイロットが必要となります。

ドローンプロジェクトや政府の入札の増加に伴い、2022年までに7万人のドローンパイロットが必要になると推定され、日夜教育方面で頑張っているようです。しかし7万人といったら凄い人数です。

この目標は、インドの学生や専門家がドローンの技術を探求し、世界的な技術の波に乗るための大きなインセンティブとなっています。

インドやアフリカがドローン先進国となる日はもうすぐそこです。

※ Indian Institute of Dronesについてもっと知りたい方は、こちらのサイトをご覧になって下さい。

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