ドローンの安全管理 野崎 豊文

【JDAメールマガジン第052号 2021年7月13日掲載】

皆様、こんにちは!JDA九州/沖縄ブロック長のHustler(ハスラー)です。

今回も「ドローンの安全」を考える上での「人間の行動特性・要素」となる「ヒューマンファクター」について書いて行きたいと思います。

前回・前々回は「錯覚(錯視)」・「不注意」について書きましたが、今回は3つ目と4つ目の要素「近道行為」・「省略行為」ついてです。

●「近道行為」・「省略行為」

近道行為とは、本来ならすべき工程の一部を「何らかの事情」によってしないことをいいます。わざと行わない場合もあれば、うっかりし忘れる場合もありますが、主に「急がなくては」という気持ちから引き起こされる行動です。

省略行為とは、本来すべき手順の一部を省略して目的を達成しようとすることです。定められた手順やマニュアルを守らず、早く簡単に済ませてしまおうとすることです。「面倒だ」という心理が省略行為を引き起こしていると言われています。

この「近道行為」・「省略行為」をドローン運用で例えると、「雨が降りそうなので、飛行前安全チェックの一部を省略し、急いで空撮業務に臨んだ結果、安全チェック不備が原因で墜落した」ようなこととなります。やはり、「気持ちの余裕」・「ルールを守る」ことが「安全への近道」なのではないでしょうか?

日本ドローン協会では、安全飛行のために、どのような管理をしたら良いのか、どんな場合に事故が起こってしまうのかを知り、無人航空機業務の安全性を高めるための知識を身につけて頂ける「JDAドローン安全管理者Zoom講習」を開催し大変好評を頂いております。

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それでは皆様、ご安全に! 

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