航空豆知識とドローン 林 賢太

【JDAメールマガジン第053号 2021年7月20日掲載】

JDA会員の皆様こんにちは。東京支部のCO-PI(コーパイ)です。今回の航空豆知識とドローンは、「成田空港格納庫内でのドローン空撮からの学び」をご紹介したいと思います。

ところで皆さん、旅客機の大きさってどのくらいかご存じですか?ボーイング777-300ERという長距離国際線で使用されている機種で、全長約65m、全幅約75m、全高約19mもあるんです!!

https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/inflight/seatmap/detail/b777_300er_1.html

これが格納庫の中では壁も天井もギリギリで、かなり難易度の高い空撮となりました。その時の学びがこちらです。(あたり前のものもありますが、、、)

1.屋内ではGPSが取得できない

2.鉄骨の屋内ではコンパスエラーで、機体が勝手に偏向する

3.格納庫内は空港エリアに該当するので、ジオフェンスを解除しないと飛行できない

4.ビジョンモードでは7~8m程度までしか上昇できない

5.ATTIモードであれば高高度まで上昇できるが、ビジョンセンサーが機能しないので

  機体の位置が安定しない

6.ATTIモードでは衝突防止センサーが機能しない

7.被写体が大きく画角に収まらない

8.水銀灯のフリッキングと機体塗装の反射で、ロゴマークがきれいに映らない

次回以降、これらの学びを1つずつ解説していきますね。ぜひお楽しみに!!

ちなみに今回の空撮、ANAのB777国際線シート改修の舞台裏の映像を使用して、機内エンタメ用のANAオリジナル番組「ANAの客室ができるまで〜B777国際線開発と改修の舞台裏〜」をANAグループ社員自らが企画・製作したものに使って頂きました。ANA便にご搭乗の際は、スマホやタブレットからご視聴頂けます。ぜひチェックしてみて下さい!!

https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/departure/inflight/wifi/

https://fb.watch/v/Rb1FDWQD/

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