ドローン×農業 日高 雄一郎

【JDAメールマガジン第091号 2022年5月18日掲載】

皆さんこんにちは。

JDAアグリフライヤー 認定教官 のJokerこと日高と申します。

いよいよシーズンが近づき、茨城・守谷市では早速300kgもの量を1日で散布したとの報告がありました。

今年の夏は昨年のなんと3倍を散布することとなり、早速チーム編成が進んでいます。

今のところは6機・3日間での飛行を予定しています…来年は更に増えることを期待しましょう!

埼玉・本庄市ではデモを兼ねての散布案件をいただきました。

同市では初めてのドローンによる農薬散布となり、この大役をJDAの散布チームが担うことになります。

キッチリ結果を出して、来年以降の案件増につながるようがんばってまいります。

さて、今日は DJIのフラッグシップモデルとも言える AGRAS T30 についてです。

待望の30L機がいよいよJDAメンバーの事務所へ納品されたことから私も飛行訓練を行いましたが、なんといっても「いつものDJI機を大きくした」感覚で操縦できることが素晴らしい。

JDAで2級以上を取得されている方はPhantom4で8の字飛行を行った経験がおありだと思いますが、もちろん機体の大きさや重量からくる違いはあれど、JDAで資格を取得された方であれば特徴を掴めばそこまで苦戦することはないのではないでしょうか。

さらには、JDAメンバーには嬉しい「モード2」を選択することも可能です。

農用機の多くはラジコンヘリ時代からのこだわり「モード1」から変更できない機種も多いですが、このT30なら大丈夫。

私は農用機を操縦する際には基本「モード1」で飛行していますが、T30はDJIフィーリングで操縦できるので「モード2」のほうが扱いやすかったですね。

もうひとつ、T30はノズルがなんと12個もついていて、飛行方向や散布量によって最適なノズルを自動選択して均一散布を実現しています。

マニュアル操作だとどうしても進行開始直後はスピードが落ちますが、そのときの速度に合わせて散布量もAIが自動調整してくれます。

さらには設定次第で飛行範囲の散布量などの結果を画面で「報告書」としてお知らせしてくれますから、クライアントへの報告も精度高く行うことができます。

もちろん中国機ですから、AC101やアグリフライヤーなど国産機との併用がおすすめです。

農用散布機、まだまだ進化していくこと間違いなしですね!

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