ドローン×農業 日高 雄一郎

【JDAドローンマガジン 2022年10日5日掲載】

皆さんこんにちは。
JDAアグリフライヤー 認定教官 のJokerこと日高と申します。

シーズンが終わり、農薬散布に関わる業務も落ち着きました。
今日は農薬散布チームがクライアントと関わるなかでの課題と解決策についてのお話しをしてみようと思います。

農薬散布のクライアントは農家さんやJA等だけではなく、地域によっては自治体などが相手になることもございます。
自治体の場合、その担当課総出で「散布状況の確認」に出向いていただくケースもございますが、これって当然「人件費」がかかっているんですね。
1日あたりで考えても100ha超の散布ですから、担当者さんの数も数名って訳にはいきませんので、ここに「見えないコスト」が発生していることは大きな課題です。

今年の散布、私たちはドローンでおなじみ「GPS」を活用して飛行ログの取得を行いました。
機種によりその取得方法は異なりますが、AC101では散布ルートと飛行時間からその飛行における散布量や範囲を算出することができます。
DJI AGRAS T30等においてはもう少し進化しており、そのログを担当者のスマートフォンアプリから確認することができ、さらには1日あたりの総散布面積なども手元で確認することが可能です。

上記だけではリアルタイム情報までを取得することはできませんが、GPSロガー等を活用することでリアルタイム情報を提示することも可能ですし、何よりこれらの収集をクラウドで管理する仕組みも既にあるようなので、クライアントとのやりとりに信憑性を持たせるためにも、こうしたワークフローを早期に確立するべきでしょう。
いつぞやの回でお話しした「散布忘れ」どころか、適切に散布がされているかどうかの報告はもちろん、それらをオンタイムで提示することで先方の人件費削減にもつながり、その分を新たな案件に投資いただける可能性も膨らみます。

来年はさらに多くの案件をこなしていけるよう、オフシーズンの間にしっかり情報収集していきたいですね。
皆さんに共有できることがございましたらこの場でお知らせしていきます。