未来のドローンパイロット育成に向けて 伊藤 磨辰

【JDAドローンマガジン 2022年10月12日掲載】

JDA北海道のオホーツクより伊藤でございます。

今回は水中ドローン体験会を9/24に開催した様子をご紹介いたします。

午前・午後の部で各定員10名で実施しております。午前の部は業務利用を中心とした方達の参加が多く今回は協会の事務局の方にも同席して頂き、操作していない方達へ全国での利用事例や今後の法律的なことをお話して頂いたりと終始話題が尽きず賑やかに行う事ができました。

行政に対する仕事を想像される方や、蟹漁師様もお越し下さっており、行政利用での業務内容はこれから詰めていくとして、蟹漁師様は「水中ドローン」の存在は知っていたもののどこまで利用できるのか?を簡単には把握したく参加し、思っていたより機材がしっかりとしていたことに納得されており、近いうちに海にて水深120m位にいる蟹を探す仕事の打ち合わせもさせて頂きました。

午後からは記事にもある通り小学5年生の女の子や小学2年生の男の子の参加もあったりと、午前とは違って「純粋な興味」でお集まりいただいた方中心に体験会を行いました。

子供の操縦慣れは早く、最初は恐る恐る操作しておましたが、慣れれば、スイスイと操縦できるようになり、今お父さんが単身赴任中との事で、お母さんが動画を撮影し、お父さんへ送っていたり等、こちらは和やかや雰囲気で行えました。「お父さんに見せたかった。」との事でしたが、「水中ドローンのパイロットになったら?」と聞いた所、恥ずかしそうにはにかんだのが印象的でした。

やはり空・水中とも「見る」だけならカタログで十分です。こういった体験できる場を提供し、特に「子供達」に触ってもらう事が、次の世代の新たな職種となる可能性が高まると感じております。

今後もこういった体験会を通じ、未来のパイロット育成ができればと思っております。