ドローン×プログラミング 宮下 元利
【JDAメールマガジン第044号 2021年5月18日掲載】
こんにちは。IT部長の宮下@Ghostです。
ゴールデンウィーク、皆さんは充実した内容を過ごせましたか?
私は前回の記事で紹介しました大学のドローンプログラミング演習向けの教材開発に忙殺されていました。
今回は、開発をしようと思っているTelloFlightの別バージョンについてお話しします。
また、今回からドローン×プログラミングに範囲を広げて記事を書かせていただきます。
TelloFlightは、以前から本記事で紹介しているホビードローンを制御するツールになっています。
Tello SDKをベースに開発を行っており、Scratch3.0や他のプログラムからTelloの制御が簡単に行えるように作成しました。
実際にTelloFlightを利用されている方々からの声の中で、「Nintendo Swtich版は出せないか?」という声を頂戴しました。
というのも、TelloFlight自体はScratch3.0と組み合わせで小学生教育の場で活用できるように主眼を置いて開発しました。このメッセージをお送りいただいた方は、「小学生であれば、パソコンよりNintendo Swtichの方が1人1台持っている率は高い」「子どもたちには自宅に戻っても気軽にドローンプログラミングにチャレンジできる環境があるとよい」という言葉も添えられていました。(小学校の教員の方です)
確かにパソコンは仕事でご両親が使っている場合でもゲーム機であるSwitchをお子さんは使える機会は多いかもしれません。
他にも小学生などの教育の場ではWindowsPCよりもChromeBookが活用される機会も増えてきました。
現在、TelloFlightはWindows(64bit版)向けのみの提供となっていますが、ドローンプログラミングができる環境を広げていくこともこれからドローンに関わる人材を増やしていくには大切だと思っています。
ですので、Nintendo Switch版でのTelloFlight、ChromeBook版でのTelloFlightの開発にもチャレンジしてみます!
すぐに開発・公開とはいきませんが、前々回の記事のように高度なドローンプログラミングができる「縦に深掘り」も進めつつ「横に広げる」活動も進めてまいります。
TelloFlightやドローンプログラミングの教材などでご質問などがありましたら、宮下(miyashita@alldrones.org)までお問い合わせください。