JDAドローンExperiment 飯沼 純一

【JDAドローンマガジン 2023年5月17日掲載】

日本ドローン協会(以下JDA)の理事の飯沼純一です。

今回は、小学生に対するのドローンのプログラミング体験を授業の一環で実施した内容をご紹介していきたいと思います!

2023年3月に地元の小学校5年生に対し、ドローンのプログラミング体験授業を実施しました。

小学生を対象としたDJI社TELLO EDU(プログラミング用のTELLO)でのプログラミング体験学習は、送信機を使用せずにプログラミングのみでドローンを飛ばすというミッションでした。

子供たちの中には、既にスクラッチを経験していると数人が手を挙げておりましたが、今回使用したソフトは、Wikidueの「TELLO EDU」というソフトを使用しました。

こちらのソフトは、ゲーム感覚でプログラミングを駆使しドローンを飛ばしたり、ゲームに近い雰囲気でシュミレーターでプログラミングの練習ができたりと、子供たちのプログラミング入門としてはとても最適でした。

予想していた通り、子供たちも最初は「プログラミングでドローン??」とあまり乗り気ではありませんでしたが、TELLO EDUをプログラミングで飛ばしたり、ゲームみたいなミッションをシュミレーターで班の友達と協力してクリアしたりと、授業が終わるころには「まだまだチャレンジしたい!」と意気揚々としていました!

授業が終わり片付けをしてたところに、2人の小学生が私に話しかけてきました。

小学生「ドローンは送信機で飛ばすものですよね?」

私「そうだね。お仕事でドローンを飛ばす時は送信機で飛ばしているよ。」

小学生「自動で飛ばせる技術があるのにどうして送信機を使うのですか?」

小学生「人が飛ばすよりもドローンが自動で危険を察知して飛んだ方が安全では?」

私「そうだね。ドローンが危険を察知して自力で飛ばすことも技術の発展やリスク回避では大事かもね。でも、機械にもエラーが発生する時もあるし、人がエラー(ミス)をする時もあるから、お互いが支えあって飛ばすのが今これからの技術の発展に大事なんだと思うよ。」

小学生「なるほど!これからは、人と機械がお互いを支えながら便利に生活する時代が来るのですね!」

小学生の鋭い質問にドキドキしながら答えましたが、本当に子供達の想像力は未知数だなと実感した授業でした。

今後も地元を中心に地域貢献活動の一環として、ドローンを活用した普及活動を頑張っていきます!